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毎日新聞 2021/11/29 19:25(最終更新 11/29 19:53) 636文字




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泉田裕彦氏

 10月の衆院選に新潟5区から立候補し比例復活した自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が29日、自身の公式ツイッターに「払わなければ選挙に落ちるぞ」との文脈で裏金を要求されたと投稿した。誰から要求されたかは言及していない。

 泉田氏は29日午後2時半ごろ、「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と投稿。その上で、2019年参院選を巡る河井克行元衆院議員夫妻の公職選挙法違反事件を踏まえ「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」と記した。



 泉田氏は元新潟県知事で衆院議員2期目。10月の衆院選新潟5区では前知事で無所属新人の米山隆一氏に敗れ、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。同県長岡市の泉田氏の事務所は毎日新聞の取材に対し、投稿が泉田氏本人のものと認めた上で「詳しい内容については、いずれ本人が説明するだろう。いつ、どういう形で説明するのかは分からない」と答えた。

 自民党新潟県連幹部によると、泉田氏本人からすでに県連会長の高鳥修一衆院議員へ報告があったという。高鳥氏は報告や投稿について「ノーコメント」としている。



 投稿は約4時間で2500件以上リツイートされ、リプライ(返信)欄には「誰が要求したのか明確にすべき」「事実と経緯を報告してほしい」などといった意見が寄せられた。【北村秀徳、新井敦】