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2021年11月30日 15時26分スポーツ報知

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広島県が発行した「働く女性応援よくばりハンドブック」(HPより)



 広島県が子育てと仕事の両立を応援する目的で発行した「働く女性応援よくばりハンドブック」がネット上で議論になっている。

 27日、広島県は公式ツイッターで「【働く女性応援よくばりハンドブック無料配布中!】働く女性、働くことを考えている女性、育児中の女性、仕事と家庭の両立を希望する女性…すべての女性を応援する小冊子です♪WEBでも読めます」とつづり、ピンク色の冊子を掲載。表紙の下部分には「仕事も暮らしも。欲張りなライフスタイル実現のために」という説明がついている。

 この冊子の名前で使用された「よくばり」という表現に対し、「仕事と家庭の両立が欲張りなのか」「家庭もって、子ども産み育てながら仕事するのは、欲張りなのか…じゃ、独身のままバリバリ働いて納税する女性は奥ゆかしいってことですな」「マジで女性を『よくばり』扱いしてるだけだった…すげぇ…笑」「適切な言葉ですか?当方、育児と仕事をしている主婦ですが、それを“欲張り”と言われるのはとても悲しい気持ちです」など、疑問視する声が上がっている。

 また、職場で「ワーキングママの心構え 同僚への感謝と配慮を忘れずに!」というページには、「同僚の負担も考えて」という職場の同僚や上司や、「多少は育児を手伝っているので勘弁して」という父親、「孫を預けっぱなし」という祖父母に対するアドバイスも。これに対し、「家事育児仕事の両立を『よくばり』呼ばわりしたあげくワーママは全方向に配慮して働けと…」「女性だけが、頑張れと言われていて、息苦しさを覚えます。男性改革はないですか?手伝うんじゃなく、参加です。2人の子どもですよね」「いや、これ女性側にも失礼だけど子育てに真剣に向き合って一緒に毎日助けあってる男性側にも失礼すぎません?みんな必死ですよ」などの声も上がっている。