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2021年11月30日 18時5分スポーツ報知

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取材に応えるれいわ新選組の山本太郎代表



 れいわ新選組の山本太郎代表が30日、国会内で報道陣の取材に応じた。この日行われた、立憲民主党の代表選で新代表に選出された泉健太氏と「プライベートの接点はない」としながらも、「やっと政治の場の最前線に立つ同年代の人たちが出てきたんだなという部分は感慨深いものがあります」と心情を明かした。

 山本氏と泉氏は1974年生まれの同い年。自らの世代について山本氏は「ある意味私のような世代は中年なんですが、ここ永田町においてはある意味幼稚園くらいの立場なのかなと思っている」と表現。

 泉新代表の誕生に、「野党第一党の新しい代表が自分と同い年。ロストジェネレーションといわれる世代の人たちが党代表に立つということが実際にもうひとつの党で起こったというのは感慨深いものがある」と述べた。

 山本氏は自らが置かれる”ロスジェネ世代“について、「政治の失敗によって数々の人々が傷つけられてきた世代」と説明。

 「泉さんがそのようなしんどい思いをされてきたかは分からない」と前置きした上で、泉氏の印象について、「そういう人たちに寄り添える気持ちを持った方じゃないかということは、ビジュアル的に、彼の柔和な感じから感じ取れる部分はありますね。あくまでもビジュアル的に見たということだけなので…説得力もなんの深みもございません(笑い)」と語った。

 一方、永田町の「世代交代」を掲げることには慎重な姿勢を示した。日本維新の会も党三役が若返ったが、「一言で簡単に世代交代とは、雰囲気だけでは判断できない。各党が訴えること、政治家が持っている信条、進めたいものを精査する必要があるだろうと思う」と話した。