https://www.sankei.com/article/20211130-2EVMWY6475LFLOQ5AEH6V3UOSQ/
2021/11/30 21:11



立憲民主党は30日、代表選の投開票の結果、泉健太政調会長(47)を新代表に選出した。今秋の衆院選で敗北した立民は党再生が喫緊の課題になっており、群馬県内の立民関係者は「新代表のもとで党立て直しを」と再生を誓った。

代表選は決選投票の末、泉氏が逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の3氏を下した。決選投票では県連として泉氏に投票した。

立民は先の衆院選で県内選挙区の2〜4区に公認候補を擁立。1区の無所属候補を県連独自に「支援」したが、いずれも敗退した。

来夏の参院選に向け再起が急がれる中、県連の後藤克己幹事長は泉氏について「党立て直しにもっともふさわしい人物だ」と強調。「批判ばかりのイメージから政策提案型政党への脱却を」と訴え、挙党一致態勢の構築も提唱した。

泉氏のバランス感覚を評価するのは、県連支援を受け衆院選を戦った斉藤敦子氏。「共産党や連合との関係が取り沙汰される中で泉氏はバランスを取った運営が得意。新たなスタートに期待する」と述べた。

一方、山本一太知事は記者団から受け止めを聞かれ、「党を立て直し、健全な政策議論ができる状況にしていただきたい。野党がもう一つの選択肢を提供することが日本のためにもなる」と語った。