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2021年12月01日05時42分




 【ロンドン時事】英国の対外情報機関、秘密情報部(MI6)のムーア長官は30日、中国指導部が安全保障分野を中心に、大胆かつ断固とした行動への志向を一段と強めており、「自信過剰による誤算」を犯すリスクがあると警告した。ロンドンのシンクタンク、国際戦略研究所(IISS)での講演で語った。
 長官は台湾問題に関連し、「中国の軍事力増強と、必要ならば武力による問題解決を望む姿勢は世界の安定と平和に深刻な挑戦を突き付けている」と述べた。その上で「中国は西側の弱さについての自身のプロパガンダを信じ、米国の決意を過小評価している」と分析した。