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毎日新聞 2021/12/1 12:52(最終更新 12/1 12:52) 551文字




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警視庁=米田堅持撮影

 東京・歌舞伎町の飲食店で無許可で接待営業をしたとして、警視庁保安課は1日、同店経営、井手克哉(23)=新宿区西新宿8=と従業員の少女(18)=中野区=ら男女3人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕したと発表した。同店は男性客にアルコールを注文させ、少し高い代金を請求する「プチぼったくり店」と呼ばれており、都内では同様の店舗が最近増えているという。開業した2020年9月以降で約4500万円を売り上げたとみて調べている。

 逮捕容疑は11月9日、新宿区歌舞伎町1のビル3階にある店舗で、都公安委員会の許可を受けずに20代男性に接待営業をしたとしている。井手容疑者は否認し、少女は容疑を認めているという。



 同課によると、男性はマッチングアプリを通じて少女と知り合った。一般人を装った少女から「知人の店に行こう」と誘われ、カクテルなどを注文。代金として約3万5000円を請求されたという。

 同店を巡っては20年9月以降、「マッチングアプリで知り合った女性に連れて行かれ、通常より高い料金を請求された」などという相談が警視庁に約30件寄せられていた。いわゆる「ぼったくり店」は客に法外な料金を請求するケースが多いが、同店は請求代金を10万円以内に抑え、客がギリギリ支払える範囲内にしていたという。【柿崎誠】