2021年12月01日17時00分



日本でもオミクロン株の感染者が見つかった。ナミビア国籍の外交官の男性だ。第三国経由で2021年11月28日に成田空港に到着した。政府は同じ便に乗っていた70人全員を濃厚接触者とし、自宅や宿泊施設などで原則14日間の待機を要請している。

インターネットでは、「強制隔離」ができないのだろうかという声も出ている。

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濃厚接触者には、自宅や宿泊施設などで原則14日間の待機を要請(写真と本文は関係ありません)



 14日間の待機を「要請」
男性は、到着時は無症状だったが、宿泊療養施設に移動後、発熱が確認された。現在は、医療機関に入院している。米モデルナ製ワクチンの2回目を7月に接種ずみだった。

朝日新聞によると、空港検疫で陽性者が出た場合、通常は、陽性者と同じ航空機の前後2列以内に座っていた人について、濃厚接触者にあたるかどうか保健所が判断する。厚生労働省は今回、警戒を強めるため、同乗者70人全員を濃厚接触者とした。自宅や宿泊施設などで原則14日間の待機を要請し、アプリによる健康状態や所在の確認などに応じない場合、名前を公表する。11月30日夕までに全員と連絡がとれた。1人は発熱後に陰性が確認され、そのほかの人は体調の変化は確認されなかったという。

毎日新聞によると、東京都は30日、濃厚接触者のうち、約40人が都内在住者であることを明らかにした。都はこの人たちについて宿泊療養施設に移り、隔離期間を過ごすよう要請しているという。


「抜け穴」が生じる恐れも
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