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毎日新聞 2021/12/2 17:00(最終更新 12/2 17:00) 598文字




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日本学術会議の総会に出席した梶田隆章会長(中央)ら=東京都港区で2021年12月2日、池田知広撮影

 日本学術会議の会員候補6人が任命を拒否された問題で、梶田隆章会長は2日にあった学術会議の総会で、岸田文雄首相とできるだけ早期に面談し、6人の任命を直接訴える意向を明らかにした。事態の進展が見られない場合は、臨時総会を招集して新たな対応を検討する方針も示した。

 昨年10月の問題発覚後、学術会議は「法で定める定員(210人)を満たしていない」と6人の任命を再三求めてきたが、返答しないまま菅義偉前首相は退陣。岸田政権も現時点では「一連の手続きは終了した」との見解を崩していない。




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オンラインを併用して開催された日本学術会議の総会=東京都港区で2021年12月2日、池田知広撮影

 梶田会長は総会で「任命権者が代わったのを機に、局面の打開に取り組みたい。信頼関係を取り戻すためにも、この問題に関する首相の考えを伺い、対話を踏まえて解決の具体的な道を探りたい」と述べた。

 梶田会長は11月25日に小林鷹之科学技術担当相と面談し、問題解決を申し入れた。2日の総会に出席した小林氏は「会員の皆さまが懸念を持たれていることは理解している」と述べた上で、「学術会議がより良い役割を発揮するため、梶田会長と共に未来志向で改革に向けた取り組みを進める。新たな内閣で対話を重ねる中で信頼関係を築き、共に歩みを進めたい」と対話重視の姿勢を示した。



 総会は3日まで。政府への提言能力の強化に向けた規則改正や、会員選考過程の透明化などの改革方針をとりまとめる他、岸田首相に宛てた文書を決議する予定。【池田知広、鳥井真平】