0001ひよこ ★ [MX]
2021/12/03(金) 10:00:18.65ID:0hCF0jIV9毎日新聞 2021/12/3 09:00（最終更新 12/3 09:00） 1010文字
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俳優の桜井日奈子さん＝東京都港区で2021年8月5日、前田梨里子撮影
ドラマ「ごほうびごはん」（BSテレ東＝土曜深夜0時）で、池田咲子役として活躍中の俳優、桜井日奈子さん。作中ではタイトル通り「食べる」シーンが多いようだが、役を離れたところではというと……。【大沢瑞季/学芸部】
演じるのは、長野から上京したての新社会人。1週間頑張った自分をねぎらう“ごほうびごはん”を、大きな口でほお張る姿がほほ笑ましい。見ていてほんわかした気持ちになるグルメドラマだ。「台本を読んだ時、とにかくずっと食べてるなっていう印象でした（笑い）。体形のことを考えて普段は節制しているけれど、撮影という免罪符でいっぱい食べられるのがうれしい」とにっこり。
これまでの放送では、仕事終わりの焼き鳥や、休日の手作りギョーザなどの絶品ごはんが登場。「咲子は、食べることが本当に好きで真剣なところが可愛らしい。一つ一つに驚いたり笑ったりと、表情豊かな子です」。自身は体育会系の活発な性格だが、咲子はおっとりした性格。「監督から『もっとほわほわした感じで』と言われ、自分とは違うキャラクターなので苦戦しました。地声が低いので声のトーンを上げたり、しゃべるテンポをゆっくりにしたり工夫しました」
デビューに伴い、岡山から上京し、初めて1人暮らしをした。その時、ワクワクしながら入った“一人回転ずし”で穴子の握りにはまり、それが今も自身の“ごほうびごはん”。お酒も好きで「撮影中はむくんだら嫌なので飲まないようにしていますが、作品が終わったらおいしいハイボールを飲むぞと決めています」とフフフと笑う。「食べることが生きること」という咲子のセリフに共感するといい、「私も、おいしいものを食べるためにお仕事を頑張ってる感じです」。
そのピュアな美貌から「岡山の奇跡」と注目を集め、主演作を重ねてきた。「一年一年が濃くて、もう10年くらいたったように感じます。自分の芝居がこれで正解なのか不安な時、周囲から『面白かったよ』、母からも『もっとお芝居が見たいよ』という言葉をもらって。どんどん本気になり、今ははっきりとこの仕事でやっていきたいと思っています」
憧れの俳優は安藤サクラ。「今までやったことのない強い女性役や、アクションもやってみたい」
さくらい・ひなこ
1997年4月2日生まれ、岡山県出身。2014年、「岡山美少女・美人コンテスト」美少女グランプリ受賞。主演映画に「ママレード・ボーイ」「殺さない彼と死なない彼女」。
