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毎日新聞 2021/12/3 15:14(最終更新 12/3 15:21) 336文字




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青山繁晴参議院議員=2020年3月24日、玉城達郎撮影

 自民党の保守系議員有志でつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)は3日、国会内で総会を開き、来年2月の北京冬季オリンピックに高官らを派遣しない「外交的ボイコット」を政府に求めることを確認した。近く岸田文雄首相らに申し入れる。

 米国や英国は北京五輪に関し、チベットや新疆ウイグル自治区などでの人権問題を理由に政府高官らの派遣見送りを検討している。青山氏は総会後の記者会見で「中国は重大な人権弾圧を重ねている。日本の外交使節団を派遣すれば弾圧を容認することになる」と述べ、政府は早急に態度を明らかにすべきだと強調した。



 政府は北京五輪への対応について「適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断する」(松野博一官房長官)としている。【堀和彦】