https://www.sanspo.com/article/20211203-5S43BAZGVFIADJI4JZC7WIBFVE/
2021/12/03 15:27



東京都の小池百合子知事は3日の定例記者会見で、日本国内で2例の感染が確認された新型コロナウイルスのオミクロン株に関して、都内の濃厚接触者が85人おり、そのうち2日夕方時点で61人が宿泊療養施設に入っていると明らかにした。小池氏は濃厚接触者には自宅療養ではなく「宿泊療養を勧奨する」として、3400室の確保を進めているとした。

さらに、国立感染症研究所が進めているオミクロン株判別方法開発と別に、都独自でPCR検査により判別する方法を開発したことも公表した。

小池氏は都民へのお願いとして「一人一人の基本的感染対策のさらなる徹底」を呼びかけ、室内換気の徹底などを例示。その際、「意外と盲点なのがキッチンのレンジフード。うちのはちょっとうるさい音がするので、直さないといけないと思っているのですけれど」と小池家の事情≠烽ソらりと明かした。

また、東京五輪・パラリンピックの開催経費が予算より約1500億円少なくて済み、追加の公費負担は生じない見込みと一部で報道されたことについて、「組織委の(開催経費についての)精査状況を注視している。報道の通り進むと、(開催経費は)1兆5000億円以内になる。予定していた経費より1割程度削減できることになる」と述べた。