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2021/12/4 07:15


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羅冠聡氏(板東和正撮影)

昨年の香港国家安全維持法(国安法)施行後に英国に亡命した香港の民主活動家、羅冠聡氏は3日、ロイター通信とのインタビューで、香港には民主主義は存在せず、今月19日の香港立法会(議会)選挙に「正統性を何一つ与えてはならない。無視して」と述べ、香港市民に棄権するよう訴えた。

香港の選挙制度は、中国の習近平指導部が求める「愛国者による香港統治」のため今年5月に見直された。立候補の審査基準に「香港への忠誠」が加わり、さらに推薦元の「選挙委員会」が親中派で占められているため民主派の出馬が難しくなった。

羅氏は、反体制派に容赦しない習近平国家主席を「皇帝」だと表現。香港議会選は選挙ではなく「北京(習指導部)による選抜だ」と強調した。(共同)