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毎日新聞 2021/12/5 13:36(最終更新 12/5 13:36) 395文字




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警視庁=米田堅持撮影

 東京都内で6〜7月に開催される予定だった「表現の不自由展」を巡り、主催者側に脅迫メールを送ったとして、警視庁公安部は5日、兵庫県尼崎市の40代男性を脅迫容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、男性は新宿区などで開催予定だった「表現の不自由展・その後 東京EDITION&特別展」について、実行委員会の関係者に危害を加える趣旨のメールを送りつけて脅した疑いが持たれている。展示内容に不満を持っていたとみられるという。



 当初、同展は新宿区で開かれる予定だった。抗議が相次いだため、実行委は中央区の会場を確保したが、開幕数日前に会場側から「近隣に迷惑がかかる」と貸し出しを辞退する申し出があり、開催が延期されたままになっている。

 従軍慰安婦をモチーフにした少女像などを展示した「表現の不自由展」は、名古屋市や大阪市でも行われたが、いずれも主催者側などに抗議や街宣活動が相次いでいた。【斎藤文太郎】