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毎日新聞 2021/12/5 16:17(最終更新 12/5 16:17) 436文字




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長い大根を引き抜いて両手で抱える子どもら=練馬区で2021年12月5日午前10時37分、南茂芽育撮影

 一般的な大根より長く太い東京都練馬区の名産「練馬大根」を何本引き抜けるかなどを競う「練馬大根引っこ抜き競技大会」が5日、同区南田中の畑で開催された。区民300人以上が参加し、冬晴れの下、「重い!」と喚声をあげながら白熱した戦いを繰り広げた。

 同大会は、同区などが練馬の特長である「都市農業」をPRしようと2007年から開催している。練馬大根は江戸時代から生産され、大きいもので長さ1メートル、重さ5キロ近くまで成長するのが特徴。この日は1分以内に抜いた本数を競う男女別の部と、抜いた大根の長さを競うグループの部の2種目が開かれ、参加した子どもらは「せーの!」と声を掛け合いながら力いっぱい大根を抜いていた。



 男性の部で18本抜いて優勝した同区の会社員、谷口英樹さん(51)は10回近く参加しているといい、「腰を落とし、体全体に力を入れて抜くのがコツ。自分も大会をきっかけに練馬大根を知ったので、これを機に皆が大根に親しむきっかけになれば良い」と笑顔を見せた。【南茂芽育】