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2021年12月7日 9時13分スポーツ報知

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菊間千乃氏



 弁護士で元フジテレビアナウンサーの菊間千乃氏が7日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)にスタジオ生出演した。

 番組では、国会議員への月100万円の文書通信交通滞在費(文通費)について、法改正が見送りとなる公算が高いことを特集。そして、日割り支給については与野党一致しているが、領主書の添付をする使い道の公開について与党が慎重な姿勢。未使用分の返納には日本維新の会と国民民主党が賛成しているが、自民党が慎重な姿勢と詳細を伝えた。

 また、国会議員の声として「通信費の処理の仕方がわからない」「事務所を維持できなくなる」というコメントとともに、法改正の見送りについて自民党幹部の「もめていた方がいいし法改正や日割りもやらなくていい。文通費は自由に使えるお金だから減ると困る。触らないでそのままにしておくのが一番」という声を紹介した。

 菊間氏は「びっくりしました。見送りなんだっていう。やっぱり自分たちの利権は手放したくないということなんだなと思いました」とコメント。

 さらに「自民党幹部の『自由に使えるお金だから減ると困る』って、自由に使えるお金ではないですよね。文書通信交通滞在費に使うお金ですから」と指摘し、「それであれば領収書を出すことも何の問題もなくて、使わなかった分を返すのは当然だと思います。それが出来ないというのは、自分たちのルールを決める時にはなるべく緩く、自分たちが利権をたくさん得られるようにとやっているのが見えますよね」と苦言を呈していた。