https://www.sankei.com/article/20211207-3UNIZGW235MDBPM3GYQMQRXUPY/
2021/12/7 14:50


防衛省は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、沖縄防衛局の設計変更を沖縄県が不承認としたことに対し、行政不服審査法に基づき、国土交通相に審査を請求したと発表した。

国交相は防衛省からの申し立てを受け、設計変更を不承認とした県の判断を審査し、不適切と判断すれば是正を指示する。

日米両政府は、辺野古移設について、「普天間飛行場の継続的使用を回避するための唯一の解決策」との立場を堅持している。しかし埋め立て工事の海域に軟弱地盤が見つかり、防衛省沖縄防衛局が昨年4月、設計変更を申請し、県が11月に不承認としていた。

沖縄県の玉城デニー知事は「無意味な工事をこれ以上継続することは許されない」として徹底抗戦する構えを見せており、再び法廷闘争に突入する可能性が高まっている。