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2021/12/09(木) 14:42:15.80ID:xjPxRG/J9毎日新聞 2021/12/9 12:27(最終更新 12/9 12:27) 466文字
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台湾の防空識別圏に進入した中国軍の戦闘機「殲16」の同型機=台湾国防部提供
米国防総省のラトナー次官補(インド太平洋安全保障担当)は8日、台湾有事の際に軍事介入するかどうかを明確にしない米国の「あいまい戦略」について「個人的な見解では(戦略を)変更しても意味のある形で抑止力を強化することにはならない」と述べた。同日の上院外交委員会の公聴会で明らかにした。
米国は台湾関係法に基づき、台湾の防衛に必要な武器供与などは実施している。ただし、台湾有事の際に軍事的に介入するか否かは意図的にはっきりさせていない。米議会では、台湾海峡周辺で軍事的な挑発行為を続ける中国に対し、あいまい戦略の見直しを求める声が上がっている。
一方で、ラトナー氏は「中国は軍事力で台湾を統一する場合に備えており、第三者の介入も抑止しようとしている」と指摘。台湾の自衛能力の強化が「喫緊の課題であり、抑止に必要不可欠だ」と訴えた。
公聴会には国務省のクリテンブリンク次官補(東アジア・太平洋担当)も出席。中国が台湾の国際機関での活動などを妨害しているとし、台湾が活躍できる「国際的なスペース」を保護すると強調した。【ワシントン鈴木一生】