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2021/12/09(木) 18:24:27.73ID:xjPxRG/J9毎日新聞 2021/12/9 14:31(最終更新 12/9 17:56) 465文字
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和歌山県職員が不法投棄した消毒液の原液の空き瓶=すさみ町見老津の県畜産試験場で、県提供
和歌山県は9日、県畜産試験場(すさみ町見老津)の職員が、毒性がある消毒液約60リットルを敷地内に不法に投棄していたと発表した。「クレゾールせっけん液」の原液で、業者などに委託して処理すべきなのに怠っていた。廃棄物処理法違反の疑いがあり、県は「認識が甘かった」と釈明している。
県畜産課によると、試験場の農機具保管庫の改修工事を控え、不用品などを整理していた際、職員3人が2日、500ミリリットル入りの瓶119本分を、北に約100メートル離れた空き地に捨てたという。空き瓶を見つけた別の職員が6日、同課に通報して発覚した。
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消毒液がまかれた一帯の土壌回収作業の様子=和歌山県すさみ町見老津の県畜産試験場で、県提供
消毒液は魚類などに強い有害性を示すと考えられるという。かつて畜舎の消毒で使っていたものとみられる。しかし、現在は使用しておらず、製造年月日や、いつから保管していたかは不明という。県は一帯約40立方メートルの土壌の回収作業を進めており、「現時点で環境への影響は確認されていない」としている。
県の聞き取りに対し、消毒液をまいて捨てた職員たちは「処理の先送りをしたくなかった」などと話しているという。【新宮達】