0001ひよこ ★ [US]
2021/12/10(金) 20:54:12.33ID:CSGLiPVr92021/12/10 18:47
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本C文書通信交通滞在費をめぐる各党幹部の発言
国会議員に月額100万円支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)をめぐり、各党間の駆け引きが激化している。審議時間の不足を理由に今国会では日割り支給の改正のみにとどめたい自民、公明両党に対し、日本維新の会や国民民主党などは「日割り支給だけでは不十分」として使途公開などの必要性を強調。10日に見直し案を一本化したはずの野党間でも足並みの乱れが生じている。
「一時期は与野党で合意できそうだったのに…」
自民国対関係者はこう嘆息した。文通費の問題は、先の衆院選で初当選した新人に在職1日で100万円支払われることが維新の新人の指摘で注目され、国民の強い批判にさらされた。
これを受け、文通費の根拠となる歳費法の改正に向けて各党は動き始めた。ただ、今回の臨時国会は16日間と短い。使途の公開などまで議論を広げても、審議時間が十分確保できないとして、今国会では日割り支給のみを優先して成立させる方向で与野党間の合意ができつつあった。
これに異を唱えたのが、この問題の火付け役でもある維新だった。
「日割り、使途公開、未使用分の返還の3項目は絶対に譲れない」
維新の藤田文武幹事長は3日の記者会見でこう断言。維新と国民は6日に「3項目」を盛り込んだ改正案を共同提出した。この動きに触発された立憲民主党も、翌7日に維新・国民案と大差がない内容の改正案を提出した。
結局、内容に違いがないことから、維新と国民は10日、共同提出した文通費の見直し法案を取り下げ、立民の見直し法案に賛同することを確認した。自公に対して見直しを迫る包囲網を敷いた格好といえる。
だが立民の馬淵澄夫国対委員長は10日になって、日割り支給を先行して実施することを可能にする法案を今国会で成立させる必要性にも言及。腰が定まらない立民の態度に国民の榛葉賀津也幹事長は「日割りだけの1回きりでお茶を濁すのであれば論外」と牽制(けんせい)。野党間の温度差も出始めた。
自民の高木毅衆院国対委員長は「全会派が合意の上で進めるべきだ」との意向を示しており、事態は混沌(こんとん)としている。(大島悠亮)