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2021/12/12 09:04


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フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われたニューカレドニア=ヌメア(AP)

南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われた。過去2回の投票はいずれも否決。今回、新型コロナウイルスの影響から独立派はフランス政府に投票延期を求めたが認められなかったため、独立を支持する先住民に投票に参加しないよう呼び掛けている。

12日夜(日本時間同)に大勢が判明する見通し。否決された場合、独立派が結果の受け入れを拒み、混乱が起きる可能性がある。

今年9月以降、新型コロナの感染で計約280人が死亡。大半が先住民カナクとされる。独立運動を主導する「カナク社会主義民族解放戦線」は、「服喪期間が終わっていない」と主張し、投票参加を拒否した。

独立派と反対派、フランス政府が1998年に結んだ「ヌメア協定」は計3回の投票を規定している。

(共同)