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毎日新聞 2021/12/16 13:31(最終更新 12/16 13:39) 517文字




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県連幹部に要望書を提出する宮崎県議(左)=新潟市中央区の自民党県連で2021年12月15日午後0時9分、池田真由香撮影

 自民党の泉田裕彦衆院議員が裏金を要求されたと公表した問題で、同党小千谷支部が15日、裏金を要求したと名指しされている星野伊佐夫・新潟県議が問題の責任を取り長岡支部長を辞任することを前提に、長岡支部が求める泉田氏の5区選挙区支部長差し替えに同意する要望書を県連に提出した。

 小千谷支部長の宮崎悦男県議が同日、新潟市中央区の県連を訪れ、小野峯生県連幹事長らに要望書を手渡した。内容は14日に開いた同支部の臨時総務会で全会一致により決定したと説明。要望書で星野氏に関し「今回の問題で政治に対する県民の信頼を損ねた道義的責任」などがあると指摘。泉田氏に対しては、10月の衆院選5区で落選し比例復活した経緯を踏まえ「小選挙区で落選した責任を星野氏ら自民党員に転嫁している」とした。



 宮崎県議は報道陣の取材に「(泉田氏の)解任だけ賛成することで問題を先延ばしにしてはいけない。政治離れが加速していくのが我慢ならず、誰かが口火を切らねばと思った」とし、星野氏の進退については「事の重さを認識してご自身で判断することだ」と話した。県連の小野幹事長は「5区の各支部の意向を尊重しながら県連として年内に結論を出す」としている。【池田真由香、内田帆ノ佳】