https://www.sankei.com/article/20211220-ZND6YNNSUVP6NPRVU7FT2QIAHA/
2021/12/20 17:43


https://www.sankei.com/resizer/g_q1KMuL_57S3rFFeDxgUx_23p8=/1200x0/filters:focal(563x353:573x363)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/FKKI5OUENNNQHJW2XZ762JQODA.jpg
元農相吉川貴盛被告

広島県福山市の鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ秋田善祺元代表（８８）＝贈賄罪などで有罪確定＝から計５００万円の賄賂を受け取ったとして、収賄罪に問われた元農相吉川貴盛被告（７１）の被告人質問が２０日、東京地裁で始まった。大臣就任パーティーで２００万円の現金授受があったとされる場面に関し「全くと言っていいほど覚えていない」と述べた。

秋田元代表はこれまでの公判で、平成３０年１１月に東京都内のホテルで開かれた元農相の大臣就任祝いパーティーの際、トイレに立った元農相を追いかけ、ポケットに現金２００万円をねじ込んだと証言。元農相は「覚えていないが、相手が言っているならそうなのだと思う」と説明した。

起訴状によると、元農相は業界に便宜を図ってもらいたいとの趣旨を知りながら、平成３０年１１月〜令和元年８月、東京都内のホテルや大臣室で秋田元代表から計５００万円を受け取ったとしている。