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2021/12/21 13:15



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唐鳳(オードリー・タン)氏

(台北中央社)外交部(外務省)は20日、韓国政府の招きによって16日に予定されていた唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員(無任所大臣)のリモート講演が当日朝、韓国側から急きょ中止されたとして、韓国の駐台代表を呼び出し強い不満を表明したと明らかにした。同時に、駐韓国台北代表部(大使館に相当)も韓国に「厳正な抗議」を伝えた。

唐氏は韓国の第4次産業革命委員会が16日に開催した会議でリモート講演を行う予定だった。外交部の欧江安(おうこうあん)報道官によると、唐氏のオフィスは同日朝、講演取りやめの通知を韓国側からメールで受けた。理由については「両岸(台湾と中国)関係の各方面を考慮した」と説明された。一方で、駐韓国台北代表部が韓国に抗議した際には、同委から理由の説明はなかったという。

欧氏によると、韓国の洪淳昌駐台代理代表は、この件については完全には理解できていないと説明した上で、台湾の立場を韓国外交部に伝えると約束した。また、講演の招待取り消しは「総合的に考慮」して判断したものだとし、台韓関係と双方の実質的な協力関係は変わらないと述べた。

(游凱翔/編集:名切千絵)