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2021/12/21 17:52


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安倍晋三元首相(春名中撮影)

北京の日本大使館が今月開催予定だった日中交流イベントをめぐり、安倍晋三元首相の「台湾有事」発言の後、中国当局が中国人招待客に出席しないよう圧力をかけていたことが21日、分かった。イベントは最終的に新型コロナウイルス対策を理由とする当局の要請で中止に追い込まれた。複数の関係筋が明らかにした。

安倍氏は1日、「台湾有事は日本有事」などと指摘。他の外国大使館では同時期に行事開催が許されており、日本の関係者は安倍氏の発言を受けた中国による「嫌がらせ」だと不信感を深めている。

イベントは日本の観光地や文化、食の魅力をPRする目的で7日に開かれる予定だった。関係筋によると、約250人の招待客のうち多数の中国人が2〜6日、当局から「新型コロナ新変異株の感染リスク」を理由に出席を見合わせるよう個別に警告を受けた。(共同)