https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122101172
2021年12月21日22時01分




 岸田文雄首相は21日の記者会見で、衆院小選挙区の「1票の格差」を是正する区割り見直しについて、「政府の立場から言うと現行の法律をしっかりと履行し、対応していかなければならない」と述べ、導入が決まっている「アダムズ方式」に基づき定数を10増10減する関連法改正案を国会に提出する考えを示した。


 首相は、2016年成立の衆院選挙制度改革関連法で、20年国勢調査後に新たな定数配分方法「アダムズ方式」の導入が定められていると指摘。さらに、国勢調査結果を当てはめると、定数は10増10減となり、衆院議員選挙区画定審議会が自身に勧告する流れになっていると説明した。
 首相は「勧告に基づく改正案を粛々と国会に提出する」と表明。「さまざまな議論があるかもしれないが、法律に基づいて取り組んでいくことを想定している」と述べた。