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2021年12月23日11時10分

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【香港AFP=時事】香港大学(HKU)は23日、天安門事件の犠牲者を追悼する記念像を構内から撤去したと認めた。像は、香港が中国に返還された1997年から同大学に設置されていた。(写真は資料写真)
 大学側は撤去について「外部の法的助言と、本校の最善の利益を考えたリスク評価に基づいて決定した」と説明している。
 撤去された高さ8メートルの像、「国恥の柱」は、デンマーク人彫刻家イェンス・ガルシュット氏が手掛けたもの。拷問され苦悶(くもん)の表情を浮かべる50人の体が積み重ねられたデザインで、1989年に中国・北京の天安門広場に民主化を求めて集まり、軍に殺害されたデモの参加者を追悼していた。
 天安門事件の話題が厳しく検閲される中国本土に比べ、香港の自由を鮮明に物語る存在となっていた。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕