https://japan.focustaiwan.tw/politics/202112230002
2021/12/23 13:01



https://imgcdn.cna.com.tw/Jpn/WebJpnPhotos/1024/2021/20211223/1024x730_228363592936.jpg
総統府の上空を飛ぶ軍のヘリコプター=今年10月撮影

(台南中央社)台南市議会は22日、「中華民国」から「台湾共和国」への国号改称を政府に提言する臨時動議を可決した。野党・国民党所属の2市議が動議を提出した。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、議会を尊重すると述べた。

動議を提出したのは、国民党の蔡育輝(さいいくき)市議と盧崑福(ろこんふく)市議。蔡氏は、「台湾共和国」を立ち上げる勇気があるのか政府を試したいと述べ、その勇気がないのであれば有権者をだましているだけであり、国父である孫文を冒涜(ぼうとく)していることになると訴えた。盧氏は、国号改称に同意しないのであれば政府は台湾独立を叫んではならないと主張した。

与党・民進党の蔡旺詮(さいおうせん)市議は、予算案の審議が遅れているにもかかわらず政治的立場に焦点を当てた動議を提出した国民党市議を批判した上で、「国民党が目を覚まし、台湾独立を支持したのは喜ばしい」と皮肉った。

無所属の許又仁(きょゆうじん)市議は「効力を有さない議案について話し合うことに何の意味があるのか」と疑問を呈した。

同市議会によれば、提案は行政院(内閣)に送られる。

(張栄祥/編集:名切千絵)