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毎日新聞 2021/12/23 23:44(最終更新 12/23 23:47) 319文字




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早朝から水揚げでにぎわう銚子漁港=千葉県銚子市川口町で2021年12月16日午前8時8分、近藤卓資撮影

 千葉県銚子市は23日、銚子漁港の年間水揚げ量が11年連続で日本一となる見通しを発表した。

 市水産課によると、11月末までの水揚げ量は銚子の25万2701トンに対し、2020年2位の釧路(北海道)が20万993トン、3位だった焼津(静岡県)が13万102トンにとどまった。銚子は12月に入ってもサバを中心に漁獲が好調で12月20日までに26万8401トンと水揚げ量を伸ばしており、逆転の可能性はないと判断した。

 今年もイワシとサバが好調で、全体の9割以上を占めた。一方、サンマはわずか18トンにとどまり、過去最低だった昨年の476トンを大幅に下回った。漁場が遠い上に、燃料費の高騰もあり、漁の存続が危ぶまれる状態に陥っている。【近藤卓資】