0001ひよこ ★ [US]
2021/12/24(金) 08:32:23.46ID:j2TWSzox9毎日新聞 2021/12/24 08:00（最終更新 12/24 08:00） 496文字
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/12/23/20211223k0000m040374000p/9.jpg
成鳥となった中央アルプスから移送された野生ライチョウ＝栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国で2021年11月27日午前9時7分、那須どうぶつ王国提供
環境省が取り組む国の天然記念物「ニホンライチョウ」の復活計画で、長野県の中央アルプスから那須どうぶつ王国（栃木県那須町）に移送された後に死んだ野生ライチョウの母鳥について、同王国などは23日、死亡要因は特定できなかったとする検証結果を発表した。その上で「他の動物の接近に驚いた可能性は否定できない」とし、管理体制の強化など再発防止策を講じたことを明らかにした。
検証は同王国や環境省などが実施した。母鳥は9月に屋内飼育室で死んでいるのを飼育員が確認。検査の結果、死因は胸部の打撲と判断された。同室の監視カメラにはパニックを起こしたように飛び回り、壁や床に衝突する様子が映っていたが、他の動物の侵入は確認できず、「要因として断定するには十分な証拠が得られなかった」と結論づけた。
一方で、テンなどの野生動物が施設に近づき、ライチョウが驚いた可能性もあり、金網や監視カメラの増設など対策を強化した。佐藤哲也園長は「さまざまな角度から検証したが、今回のような結果になった。悔しいが今後の飼育に生かしたい」と話した。母鳥と一緒に移送されたひな6羽は成鳥となり、元気に生活しているという。【湯浅聖一】
