https://www.sankei.com/article/20211224-PMS64XCNMBOFHPOR2J45IGB5UU/
2021/12/24 15:31


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金子恭之総務相

金子恭之総務相は24日、閣議後の記者会見で、楽天モバイルで米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を使っている利用者の間で着信ができない不具合が発生している問題について、楽天から年内には問題が解消する見込みだと報告を受けたと明かした。金子氏は「適切に解消されるか注視する」と述べた。

不具合は楽天モバイルの回線でアイフォーンを利用した場合、電話を受けても着信の表示が出ないというもので、苦情は総務省にも届いていた。23日に問題解決に向けたネットワークの改修に着手しているという報告が楽天側からあったという。

また、同日の会見では今春以降、携帯電話各社が相次いで提供を開始した低廉な携帯料金プランの加入件数が11月末時点で約2930万件に達したことも発表した。同省によると、一般利用者向けの携帯電話契約数の約2割に相当するという。

金子氏は「今後とも乗り換えを阻む障害は是正し、競争環境の整備に向けて取り組みを進める」とし、携帯料金改革の手を緩めない姿勢を強調した。携帯電話料金をめぐっては、菅前政権の要請を受けNTTドコモやKDDI、ソフトバンクなど携帯電話各社は相次いで従来よりも割安なプランを打ち出していた。