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2021/12/24(金) 22:30:10.45ID:j2TWSzox9毎日新聞 2021/12/24 21:20(最終更新 12/24 21:20) 516文字
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北海道警察本部=貝塚太一撮影
北海道警が札幌豊平署の20代の女性巡査を傷害容疑で現行犯逮捕していたにもかかわらず、公表していなかったことが24日、明らかになった。組織の不祥事対応に詳しい同志社大の太田肇教授(組織論)は「警察組織特有の身内をかばう秘密主義的な体質の表れだ」と批判している。
道警によると、女性巡査は11月、マッチングアプリで知り合った30代男性と札幌市内の飲食店で食事。支払いを巡りトラブルとなり、店の外で男性の手をひっかくなどして軽傷を負わせ、男性の通報で駆け付けた警察官に逮捕された。
道警監察官室は取材に対し「適正に判断した結果」とだけコメントし、何がどう適正なのかについては説明しなかった。道警は今月16日、懲戒処分より軽い「監督上の措置」とし、女性巡査は17日に依願退職した。
太田教授は、「適正」とした道警の対応について「適正かどうかは内部で決めることではなく、まさにゼロ回答。警察は人権にかかわる権力を行使することができる組織で、軽微な事案であっても事実を公表すべきだ」と指摘。「公表基準があいまいだと『これは氷山の一角』と市民の不信を招きかねない。基準をつくるべきだし、今基準がないなら丁寧な説明が必要だ」と話した。【高橋由衣】