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2021/12/25(土) 06:36:05.78ID:u//DtlLm9[ 2021年12月25日 05:30 ]
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24日、「オミクロン株」の市中感染事例を受けて、PCR検査などを呼び掛ける小池百合子知事
Photo By 共同
東京都は24日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことを明らかにした。首都圏では初。大阪、京都で確認されていた市中感染の地域が拡大した。
都によると、新たに確認されたオミクロン株の感染者は4人。このうち1人は都内クリニックの50代男性医師で海外渡航歴がなく、経路が不明なことから市中感染とした。医師は16日の勤務を終え帰宅後に発熱。17日に抗原検査でコロナ陽性が判明し入院した。24日にゲノム解析でオミクロン株感染が確認された。ワクチンは2回接種済みで現在は無症状という。
濃厚接触者はこの男性医師の家族2人とクリニックの職員3人の計5人で、いずれも現時点で陰性。男性医師は診察中にフェースガードとマスクを着けていたため、診察を受けた人は濃厚接触者に該当しないが都は職員と受診者計約100人にも検査を呼び掛けている。
市中感染の確認を受け、東京都の小池百合子知事はこの日の定例会見で「こういう年末年始を最後にする覚悟で取り組んでいく」と強調。「検査体制を強化して早期の診療、隔離に続けることが重要だ」と述べた。25日から、都民の希望者を対象に新型コロナの無料検査を実施すると表明。来週中に180カ所で1日3万件の検査が可能な体制を整備する。
現実味を帯びてきた今冬の第6波は一体どうなるのか。名古屋工大の平田晃正教授（医用工学）が人工知能（AI）を使い推計したところ、25日に都内で感染拡大が始まった場合、来年1月下旬に新規感染者数が1日当たり約1000人を超える。ピークは2月中旬で約3000人台になるとみられる。平田教授は「年末年始の帰省や忘年会、新年会で感染が拡大する恐れがあり、引き続き対策をしっかりするべきだ」と話している。
岸田文雄首相もこの日「年末年始の帰省や旅行は慎重に検討していただくようにお願いしたい」と呼び掛けた。自らも広島への帰省は取りやめる。山際大志郎経済再生担当相は「感染が広がれば、政府として行動制限の強化も含めて機動的に対応する必要がある」と述べ、状況次第で飲食やイベントなどの制限を検討する可能性に言及した。
