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[ 2021年12月25日 11:41 ]

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西村博之氏
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 2ちゃんねるの創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(45)が、24日配信のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)にリモート出演し、政府が配布した布製の「アベノマスク」について私見を語った。

 安倍晋三政権が昨年4月、新型コロナウイルス対策で配布したマスクは、人によっては、あごが出てしまう小ささで、行き渡ったころには既に感染爆発が落ち着いたころ。さらに、配布しきれなかった8000万枚超の保管費用が昨年8月から今年3月までで約6億円に上っており、一部では「世紀の愚策」と揶揄する声も上がった。政府は希望する自治体への配布や備蓄としての活用など、在庫解消に向けた取り組みを始めるとしている。

 ひろゆき氏は「もしアベノマスクが有用であれば、今配っても欲しい、欲しいとなる。今ですら欲しがる人がいなくて余っている状況なので、政策としては失敗だと。評価としてはそれでいいと思います」とコメントした。

 一方で、責任を追及する声には異論を唱えた。「あの状況で『アベノマスクをやります』と言った後に、中国がマスクの増産を決めて、世界中にマスクを配りまくったんですよね。その結果、マスク不足は解消したんですけど、そうならなかった可能性もあるので、あの時点でガーゼのマスクを配るという判断をしたということ自体は間違いじゃないと思う」とした。

 当時はウイルス研究も進んでおらず、政府が未知の脅威との戦いの中で取った苦肉の策でもある。ひろゆき氏は、「結果としてやったことは無意味だし、無駄でしたと。あの状況で間違った判断するのは仕方ないよねということで、すべて正しい判断を求めるのは無理なので、『無駄だけど、責任を取るべきではない』というオチにすればいいと思うんですよね」と話した。