https://www.sankei.com/article/20211227-7M6LOFFT2VJXBKJL2VW2NM4Z2Q/
2021/12/27 13:56


経済産業省は27日、米国と協調して行う石油備蓄の放出に関し、売却のための入札公告を始めた。売却の対象は鹿児島県の志布志国家石油備蓄基地の原油約10万キロリットルで、来年2月9日に入札を行い、3月20日以降に引き渡す予定。

政府は11月、原油高を受けて米国が主導した石油備蓄の協調放出に同調。国内法令では価格抑制を理由にした放出の規定がないため、年に数回行う油種の入れ替えに伴う次回の売却を来年度から前倒しして対応することを決めた。国内消費量の2、3日分に相当する数十万キロリットルを売却する予定で、入札手続きの準備を進めていた。