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2021/12/28(火) 12:33:11.58ID:bgoMLYIY9毎日新聞 2021/12/28 11:00(最終更新 12/28 11:00) 684文字
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議連の総会で菅義偉会長は東京五輪で「改めて空手を世界に発信できた」と振り返った=東京都千代田区永田町で2021年12月14日、堀和彦撮影
自民党空手道推進議員連盟(会長・菅義偉前首相)が、2028年のロサンゼルス・オリンピックでの空手の競技復帰を目指し再始動した。12月14日に国会内で開かれた会合には、空手にゆかりのある議員が集結。法政大時代に空手部に所属した菅氏は「皆さんの力をお借りしながら空手を海外にもしっかり広めていく」と力を込めた。
空手は同議連の強力な後押しもあり、東京五輪で開催都市提案の追加競技として初めて実施された。だが、既に24年パリ五輪では実施競技から外れることが決まっており、議連は各省庁や競技団体と連携して巻き返しを狙う。
国会内の会合は「空手族」議員で熱気に包まれた。菅氏は東京五輪について「世界で、テレビとインターネットで約40億人を超える人が見た。改めて空手を世界に発信できた」と胸を張った。全日本空手道連盟会長を務める元自民党総務会長の笹川尭(たかし)氏も駆け付けて拍手を送った。
東京五輪で日本は全8種目に選手が出場し、金、銀、銅各1個のメダルを獲得。議連は国民の関心の高まりを追い風にしたい考えで、出席議員は「菅さんを先頭にこの勢いでロスへ」と鼻息を荒くする。
しかし実現はいばらの道だ。ロス五輪に向けて国際オリンピック委員会(IOC)が12月9日に選出した実施28競技に空手は入らず、今後は追加競技入りを目指す。少子化の中、国内の競技人口をどうやって増やすか、テコンドーなど「ライバル競技」との競合をどう制するか、など克服すべき課題は多い。それでも空手愛好家は世界200カ国に1億人以上いるとされる。国内外を巻き込んだ機運醸成が成否のカギを握りそうだ。【堀和彦】