毎日新聞 2021/12/28 16:37(最終更新 12/28 16:37) 1861文字




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世田谷一家殺害事件への思いを語る野間俊一郎警視=東京都東大和市の警視庁東大和署で2021年12月13日(代表撮影)

 「解決したかった。本当に申し訳ない」。2000年12月に起きた世田谷一家殺害事件で、警視庁捜査1課刑事として計11年間にわたって捜査に携わった野間俊一郎警視(60)が来春、定年退職する。刑事たちの地道な捜査が事件解決につながると信じ、思いを後輩に託す。

 1980年に入庁し、91年に光が丘署で刑事としての第一歩を踏み出した。署長は後に捜査1課長として一連の「オウム事件」などを指揮した寺尾正大さん(故人)。「事件は起きた時点で、防ぐことができなかった警察の負け。負けからスタートするわけだから、最後はホシ(犯人)をあげて勝たなきゃだめなんだ」。寺尾さんの言葉が、刑事としての原点になった。


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