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2022/01/01 16:50



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宜蘭・太平山の初日の出=石世民さん提供

(台北中央社)2022年の初日の出を見ようと、台湾各地の景勝地などでは1日早朝、多くの人でにぎわった。

海抜約1900メートル地点にある北東部・宜蘭県太平山国家森林遊楽区の関係者によると、3000人以上の行楽客が集まったという。

午前6時45分ごろに雲海の中から太陽が顔をのぞかせると、この瞬間を待ちわびた行楽客が興奮した様子で絶景に見入った。北部・台北から来たという行楽客は、徹夜して来たかいがあったと語った。

南部・嘉義の名峰、阿里山では午前5時30分から毎年恒例のコンサートが開催され、約2500人が詰め掛けた。同7時5分に所々雪が積もった玉山山脈から太陽が昇ると、貴重な光景を記録しようと多くの人がカメラのシャッターを押した。

一方、台湾本島の平地では最も早い午前6時10分と同11分に初日の出が見られるとされた東部・台東県成功鎮三仙台と同太麻里郷ではそれぞれ鑑賞イベントが開かれたが、どちらも上空は分厚い雲に覆われ、結局ご来光は拝めなかった。

東部・花蓮県では午前6時に約60人を乗せたクジラ鑑賞船が初日の出鑑賞クルーズに出発。あいにくの天気で初日の出は見られなかったものの、その後になり約200匹のイルカの群れに遭遇し、参加者は「ラッキーだ」と喜びを語った。

台湾最南端に近い〓東県墾丁龍磐公園では、気温が10度近くに下がり、強風が吹く中で行楽客約3000人が午前6時35分の初日の出の瞬間を待ったが、太陽は見えなかった。

これまでに4度同地を訪れ、1度も初日の出を見たことがないと話す南部・高雄から来たグループは、「来年また来ます」と笑った。

(張祈、蔡智明、沈如峰、李卉〓/編集:齊藤啓介)