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2022/01/05(水) 08:20:39.50ID:uLuesUb692022年01月05日07時05分
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韓国大統領選の野党「国民の力」候補、尹錫悦氏＝２０２１年１１月、ソウル（ＡＦＰ時事）
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韓国大統領選の野党「国民の力」候補の選対トップ、金鍾仁総括選対委員長＝２０２１年１２月、ソウル（ＥＰＡ時事）
【ソウル時事】３月の韓国大統領選に向け、保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長の支持率が落ち込み、尹陣営は態勢立て直しに乗り出した。投票まで２カ月近くに迫る中、陣営内の内紛などでイメージダウン。革新系与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事にリードを許し、危機感を募らせている。
かねて尹氏と不協和音が絶えなかった李俊錫党代表が、別の選対幹部との対立を理由に昨年１２月下旬、選対を離脱。李氏を支持していた若年層の離反を招いた。尹氏の妻の経歴詐称疑惑や自らの失言も重なり、年末の各世論調査では支持率が軒並み下落。複数の調査で李在明氏に１０ポイント以上の差をつけられた。「政権交代」以外にビジョンが見えないと批判され、「国政運営能力が足りない」という回答も李氏をはるかに上回っている。
尹陣営の選対トップで、各種選挙で勝利に貢献した経験を持つ金鍾仁総括選対委員長は３日、「この状態では勝利が危うい」と選対を刷新する意向を表明。これに応じ、金氏を除く選対幹部が一斉に辞意を示した。
金氏は、我が強く直言する側近がいないといわれる尹氏に対し、「私が秘書室長役をするから、態度を変えて、われわれの言う通りに演技だけしてくれ」と伝えたことも明かした。「政治経験が浅く未熟」（金氏）な尹氏に代わって全権を握り、選挙運動を細かく管理したい考えだ。
近く立て直しの方向性が示される見通しだが、金氏の独断的な言動は尹氏のプライドを傷つけた可能性が高い。また、李俊錫氏は金氏と近い関係にあるものの、党内には李氏への反発も強く、一致結束して出直しを図れるか不透明感が漂う。
