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2022年01月08日 09:00 JST




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ダイムラーは、フル充電で1000km以上走行可能という電気自動車(EV)のコンセプトカー「Mercedes-Benz VISION EQXX」を発表しました。

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1回の充電で1,000km以上走行可能
VISION EQXXの最大の特徴は、1回の充電で1,000km以上の走行が可能で、100kmあたりのエネルギー消費量は10kWh未満であるということ。この効率性は、エクステリアデザインとエアロダイナミクスにより実現され、空気抵抗係数は0.17というベンチマークを達成しています。

同社は「この記録的な数値は、電気により駆動する自動車にとって、そして何よりもその航続距離にとって、特に重要な意味を持っています。なぜなら、電気エネルギーの3分の2は空気抵抗に対抗するために必要とされるからです」とコメント。

サステナブルな素材を内装に採用
VISION EQXXは外装にも注目です。フロントから力強さと美しさを兼ね備えたショルダー、そしてリアスポイラーエッジの効果的なエアロダイナミクスまで、そのフォルムはエレガンスな印象を保ちつつシームレスに流れています。

フロントフェイスはコンパクトな「メルセデス・ベンツ・CLAクラス」よりも小さく、抵抗を最小限に抑えているとのこと。リアホイールの幅を狭くすることでより効率的に空気を流すことが可能で、ホイールの透明な外装カバーが空気の乱流をほぼ完全に防ぐことできるそう。

一方、VISION EQXXのインテリアには、マッシュルーム・竹・サボテン・ヴィーガンシルクなど、サステナブルな素材が多く使われています。これらの素材は、動物性素材を使用することなく、二酸化炭素排出量の削減を実現します。

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「Mercedes-Benz VISION EQXX」によって、電気自動車の航続距離と効率に関する新しい基準を打ち立てるという野心的な目標を掲げるダイムラー。

同社は「VISION EQXXは、軽量設計、革新的なバッテリー、新素材など、将来の電気自動車をメルセデス・ベンツらしいものにするための要素を的確に示しており、魅力的なボディワークが革命をさらに推し進めます」とコメントしています。


(文・Takeuchi)