https://www.j-cast.com/tv/2022/01/11428536.html
2022年01月11日11時56分



「デルタクロン」とはなに? 東地中海の島国・キプロスの大学が特定したと報告した新たな変異株だという。重症化リスクの高いデルタ株と感染力が強いオミクロン株の両方の特性を併せ持っているといわれる。

司会の安住紳一郎は11日(2022年1月)、「キプロス大学で25件の感染例が報告されたということです。ただ、例が少ないということで、検出する時の何らかのミスではないかという懐疑的な見方をする人もいますが、これがもし、本当でしたら大変怖いニュースです」と指摘した。

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コロナ感染が広がりをみせている(写真はイメージ)



重症化リスクに関する新しい見方も
きのう10日、東京都で新たなコロナ感染者は871人、先週の月曜日と比べると8倍以上だ。また沖縄では779人、先週比約6倍だ。全国では6438人だった。この感染拡大の背景にはオミクロン株の影響がある。

「THE TIME,」が実際にオミクロン株に感染した疑いのある大学生に聞くと、「頭がガンガン痛くて体が浮いている感じというか、熱が高かったのでインフルかなと思った。特に味覚、嗅覚に異常もなかったし、コロナだとは思っていなかった」といい、軽症ですんだという。

このようにオミクロン株について、重症化しにくいとの指摘が出ているが、新しい見方も出始めている。東京医科歯科大学の竹内寛明准教授は、独自のゲノム解析で重症化につながる部分も変異していることが新たに判明、「単純にデルタ株よりも病原性が低いというふうに現時点で結論付けるのはまだ早いかなと思う」といっている。

「要するに」と、安住が「一般的に重症化しづらいといわれているオミクロン株ですが、今回重症化をもたらす可能性があることが判明したため、判断はまだ早いとの研究がなされた形です」と述べた。

(一ツ石)