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毎日新聞 2022/1/12 11:54(最終更新 1/12 13:32) 452文字




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警視庁=米田堅持撮影

 料理宅配大手「出前館」の初回限定割引(1700円分)を利用するためアカウントの不正登録を繰り返したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は12日、電子計算機使用詐欺の疑いで、埼玉県所沢市荒幡、団体職員、沢涼太被告(28)=私電磁的記録不正作出・同供用罪で起訴=を再逮捕したと発表した。2020年12月以降、1枚約300円の格安SIMカードを購入し、少なくとも約80件のアカウントを登録。45店に注文を繰り返し、約13万円を詐取したとみて調べている。

 再逮捕容疑は21年7月6〜13日、出前館のサイトで、山田太郎という架空名義で14件のアカウントを作成。14店舗で牛丼やカレーなど総額3万2956円分を注文し、初回割引分として2万3800円を詐取したとしている。



 同課によると、沢容疑者は「他の人たちもやっているので大丈夫だと思った」と容疑を認めている。自宅に届いた料理は家族で食べたといい、「新型コロナウイルスの自粛もあり、幼い子どももいるので家で落ち着いて食べたかった」などと供述しているという。【柿崎誠】