https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011400160
2022年01月14日10時08分

https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202201/20220114ds48_p.jpg
プラスチック製ストロー(EPA時事)




 政府は14日、プラスチックごみを減らし資源循環を促す新法を4月1日に施行することなどを定めた政令を閣議決定した。コンビニや飲食店、ホテル、クリーニング店などに対し、使い捨てプラ製品の使用削減を義務化。スプーンや歯ブラシ、ハンガーといった12のプラ製品について、有料化や代替素材への切り替え、受け取りを辞退した客へのポイント付与などを求める。


 削減を義務付けるのは、使い捨てプラ製品を年間5トン以上扱う事業者。フォーク▽スプーン▽ナイフ▽マドラー▽ストロー▽ヘアブラシ▽くし▽かみそり▽シャワー用キャップ▽歯ブラシ▽ハンガー▽衣類用カバー―の12製品に関し削減目標を定め、必要な対策を取るよう促す。対策が不十分な場合は、国が是正するよう命令や指導を行い、従わなければ罰金を科す。
 新法は「プラスチック資源循環促進法」で、2021年の通常国会で成立した。市区町村に対し、文房具などのプラ製品を、食品トレーや菓子袋といったプラ容器と一括で収集、リサイクルする努力義務を課す。