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2022/01/16(日) 13:15:18.96ID:f35O/nQL9毎日新聞 2022/1/16 12:00（最終更新 1/16 12:00） 792文字
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事件現場の法要で手を合わせる、千葉大作さんの母・淳子さん＝京都市左京区で2022年1月15日午後3時9分、中島怜子撮影
京都市左京区岩倉幡枝町で2007年、京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん（当時20歳）が路上で刺殺された事件は15日、未解決のまま15年を迎えた。事件現場で法要が営まれ、千葉さんの母淳子さん（62）＝仙台市＝や大学関係者ら約20人が参列。花や果物を供え、手を合わせながら、大作さんへの思いと共に、1日も早い事件解決を祈った。【中島怜子】
京都府警下鴨署で記者会見した淳子さんは、「どうしてこんなことになってしまったのかと今でも考える」と話した。そして「大作がなにをしたというのか、なぜ殺されなければならなかったのか。犯人には姿を現し、大作にわびながら人生を終えてほしい。息絶えるまで、心からわびてほしい」と涙ながらに訴えた。
その後淳子さんと府警捜査員らは叡山電鉄出町柳駅前で、犯人の似顔絵入りのポケットティッシュや、千葉さんの同級生らが作った事件のマンガ冊子などを駅の利用客らに配布。府警も電光掲示板に動画を流すなどして情報提供を呼び掛けた。
事件は07年1月15日午後7時45分ごろ、自転車で大学から帰宅途中の千葉さんが、自転車ですれ違った男性に胸や背中を十数カ所刺され、搬送先の病院で亡くなった。目撃情報などから、男性は当時20〜30代で身長約170〜180センチのやや痩せ形。黒いジャンパーとズボン姿で、27〜28センチの登山用靴を履いていたという。
府警にはこれまで約1280件の情報が寄せられたが、犯人に直接結び付くような有力な手掛かりは得られていない。府警捜査1課の仲川琢也課長は「発生から15年が経過しているが、若くして亡くなった被害者や遺族の無念を晴らすため、事件解決を目指して捜査を進めていく」とのコメントを出した。
捜査特別報奨金制度に基づき、事件解決につながる有力な情報提供者に最大300万円を支払う。情報提供は下鴨署捜査本部。
