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毎日新聞 2022/1/17 13:05(最終更新 1/17 13:05) 有料記事 1197文字




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国会議事堂=東京都千代田区で、本社ヘリから佐々木順一撮影

 17日に召集された第208通常国会は、2020年1月に新型コロナウイルスの感染が国内で初確認されてから3年目の国会となった。当初から議員がリモートで出席するオンライン審議の必要性が指摘されてきたが、憲法で定められた「国会への出席」の解釈を巡り、与野党間で一致点を見いだせず、実現の見通しは立たない。

 「審議自体をオンラインで、というのはちょっとハードルが高い」。衆院の山口俊一・議院運営委員長(自民党)は13日、オンラインによる参考人質疑を検討する余地があるとの考えを記者団に示しつつも、国会審議自体のオンライン化には慎重な考えを示した。

 国会では、衆参各院の「総議員の3分の1以上の出席」を定足数とする憲法56条の規定に基づき、現時点ではオンライン審議が認められていない。

 だが、国会では新型コロナの問題が深刻化した20年春ごろから、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の重度障害を抱える…

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