https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011701080
2022年01月17日21時01分

https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202201/20220117at97S_p.jpg
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(左)=2021年2月、モスクワ(AFP時事)




 【モスクワ時事】ロシア国内で毒殺未遂に遭った反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は17日、療養先のドイツから帰国後にロシア当局に拘束されてからこの日でちょうど1年となるのに合わせ、「1秒たりとも後悔していないし、これからもやり続ける」とインスタグラムに投稿し、今後もプーチン政権と対決していく姿勢を強調した。


 ナワリヌイ氏は支持者に向けて「何も恐れるな」と呼び掛けるとともに、「唯一恐れるべきは、多くのうそつきや泥棒、偽善者によって自らの祖国が略奪されることだ」と訴えた。
 ロシアの独立系テレビ局「ドシチ」によれば、欧米の複数の都市では16日、ナワリヌイ氏の釈放を求める市民が集まり、「ナワリヌイ氏に自由を」などと書かれたメッセージを掲げた。
 プーチン政権批判を続け、反政権デモを主導してきたナワリヌイ氏は2020年8月に毒殺未遂に遭い、ドイツの病院で治療を受けた。政権は関与を否定している。
 ナワリヌイ氏は21年1月に空路帰国したが、直後に拘束された。その後、過去の経済事件で受けた禁錮刑の執行猶予を取り消され、モスクワ東方にあるウラジーミル州の刑務所に収監された。