2022年01月17日20時22分



トンガ沖の火山噴火による津波注意報を神奈川県が多数誤送信した問題で、黒岩祐治同県知事がツイッターで謝罪した際に「私自身も寝不足」だと訴えたことに対し、ネット上で疑問が相次いでいる。

「また来たんだけど!もう〜」「10分おきにピンピロリンって鳴ったから眠い...」「煩いから通知OFFにした」。2022年1月16日未明から朝にかけ、津波注意報のエリアメールが相次いで送信され、ツイッター上などでは、こんな不満が噴出した。

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黒岩祐治神奈川県知事(写真:UPI/アフロ)

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誤送信されたエリアメール



寝不足が影響?「改修作業」を「回収作業」と間違える
16日は、大学入学共通テストの2日目だっただけに、「受験生可哀想すぎる」との声も出た。新型コロナウイルスのオミクロン株感染が急拡大し、1日目には東大前で刺傷事件が起きるなどしただけに、「今年の受験生まじで災難だ」との同情も広がっている。

NTTドコモによるエリアメール配信履歴によると、神奈川県内では、計626件にも上り、横浜・川崎・横須賀の3市では、同日0時16分から7時31分まで20件にも達していた。つまり、通知音がそれだけ夜通し鳴り続けていたわけだ。

県の発表によると、誤送信の原因は、災害情報管理システムを委託した業者によるプログラムの設定ミスだった。神奈川以外の津波情報が気象庁で更新されるごとにエリアメールを配信していたといい、業者に指示してプログラムを改修したとしている。

黒岩知事も同日昼過ぎ、ツイッターを更新し、「多くの県民の皆さんが眠れない夜を過ごされたと思います。また、受験生の皆さんにはたいへんなご迷惑をおかけしました」と謝罪した。業者のミスだったとしたうえで、「もちろん県の責任です。業者に責任を押し付ける気はありません。ですから、私が謝罪しています」と釈明した。

そして、最後に「私自身も寝不足です」と付け加えた。それが影響したのか、「改修作業」を「回収作業」と間違え、すぐに訂正を出したほどだ。

この締め括り方は、7000件以上もリツイートされるほどの話題になり、ツイッター上などでは異論が次々に寄せられている。


「何で最後の余計な一言つけるかね」「逆ギレにしか見えん」
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