https://www.j-cast.com/2022/01/18429061.html
2022年01月18日12時04分



メルカリで中古のニンテンドー3DSを買ったら、ずっと前に紛失した自分のものだった――。

とあるツイッターユーザーの奇跡のような出来事に「現実は小説よりも奇なり」「そんなことある?」と反響が集まっている。なぜ、こんなことが起こったのか。J-CASTニュースは2022年1月17日、投稿者に話を聞いた。

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ニンテンドー3DSの「奇跡の帰還劇」が話題(写真:ロイター/アフロ)

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手元に帰ってきた3DS(フォークナイフ1/2さん提供)



紛失前より「むしろ綺麗になっていた」
フォークナイフ1/2(@4KKNIFE)さんは数年前、公園で3DSをプレイしていた。しかし、家に帰ると3DSを紛失したことに気づく。「忘れた物を取られたんだと思います」

それから妹の3DSを借りてゲームを遊んでいたが、故障したため1月上旬にメルカリで中古の赤い3DSを4500円で購入。さっそくカセットを入れて遊ぼうとしたところ、挿入口を見て愕然とする。
「自分の名前が書いてありました」

紛失したはずの3DSの、まさかの帰還劇。16日、たまらずツイッターに「メルカリで3DS買ったんだけど、ずっと前に無くした俺のやつで泣いてる」と投稿した。ツイートは「なんという奇跡」「そんなことある?」「現実は小説よりも奇なり」と話題を呼び、18日までに4万リツイート、30万いいねを超える反響が集まっている。

3DSは、紛失したときよりも「むしろ綺麗になっていた」という。「自分のものだと気がついた時は、もう帰ってこない物だと思っていたので、嬉しさしかありませんでした」と再会の瞬間を振り返る。

しかし、元は公園で落としたはずのもの。なぜ、メルカリに流通していたのか。出品者に連絡を取ったところ、こう伝えられたという。
「出品者曰く兄から譲り受けたものらしく、さらにその兄からこれは貰った物だと教えられたので、売ったらしいです」

フォークナイフ1/2さんは、3DSを落としてから誰かに拾われ、メルカリに出品されるまでの間、何人かを経由していたと投稿で伝えている。

流浪の3DSは、一体どんな人の手を渡ってきたのだろうか。