https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011900727
2022年01月19日14時44分




 【サンパウロ時事】グアテマラ政府は17日、台湾の「支援」を受け、米国でロビイストと契約を結んだと発表した。特定の国・地域が他国のロビー活動を支援することが明るみに出るのはまれ。台湾は最近、中国の台頭を受けて中米諸国から次々と断交されており、国交があるグアテマラを何とかつなぎ留める意図があるとみられる。


 ロビイストは、特定団体の利益を政治に反映させるため議員らに働き掛ける活動を行う。グアテマラ政府は「米国でのわが国の立場を強めるための台湾の支援に感謝する」と表明した。一方、契約したロビイストは米法務省への報告で、年90万ドル(約1億300万円)の契約金について「支払い義務は台湾にある」と説明した。