https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012100903
2022年01月21日16時20分

https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202201/20220121ds81_p.jpg
日本海を津軽海峡に向け航行するロシア海軍のウダロイT級駆逐艦=2021年10月18日(防衛省統合幕僚監部提供)




 【モスクワ時事】ロシア国防省は20日、海軍が今月から2月にかけて、ロシア近海のほか、地中海や北海、オホーツク海、太平洋などで演習を行うと発表した。140隻以上の艦艇や60機以上の航空機を投入し、兵士約1万人が参加する。


 ウクライナ情勢が緊迫する中、米欧をけん制する意図がありそうだ。国防省は「世界の海洋におけるロシアの国益を守るために海空軍力を向上させ、海洋からの軍事的脅威に対抗する」ことが演習の目的だと説明した。
 また、国防省は20日、ロシア、中国、イランの3カ国による合同軍事演習が中東のオマーン湾で22日まで実施されると発表した。演習には太平洋艦隊のミサイル巡洋艦や駆逐艦などが参加し、砲撃訓練などを行う。太平洋艦隊の艦船はその後地中海に向かい、北方艦隊やバルト艦隊と合流して演習を実施する。