https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012101149
2022年01月21日19時09分




 全国知事会(会長・平井伸治鳥取県知事)は21日、新型コロナウイルス対策に関するテレビ会議を開き、政府への要望をまとめた。政府分科会の尾身茂会長が「人流抑制ではなく人数抑制がキーワード」と発言したことをめぐって、「現場に混乱を来している」と指摘。国と地方、専門家らが足並みをそろえて「ワンボイス」で情報発信するよう呼び掛けた。


 要望では、変異株「オミクロン株」の特性を踏まえた対策を確立した上で、政府の基本的対処方針を見直すことを要請。感染対策で国民の理解を得るため、混乱を招かない情報発信が必要だと訴えた。
 一方、平井氏は会議後の記者団の取材に対し、尾身氏と電話でやりとりしたと明らかにした。尾身氏は発言に関して「迷惑を掛けた」と陳謝し、対外的に説明する場を設ける意向を示したという。